pon太郎さん

E-CB5 平成元年式 Type-W MT
ピュータグレイメタリック

平成元年11月11日納車〜平成16年2月20日
引退決意(冷却水漏れ起因のエンジン故障)
生涯走行距離:145854.8km
<ホンダinternavi燃費登録データより>
・燃費データ登録期間:2年6ヶ月(2001年6月〜2004年2月)
・登録期間中の走行距離:55023km
・使用燃料:4282L (長野県はガソリン高いので税込みで何と約45万円っ!!)
・トータル燃料消費率:12.85km/L
・ベスト燃料消費率:14.96km/L(2002年7月:ACオフ&アイドリング停止励行)
・ワースト燃料消費率:10.91km/L(2003年2月:スタッドレスタイヤ)

一番好きだったワイド&ロング&ローフォルム

15年間飽きることなく美しさに心を癒された木目インテリア
(ギター用ポリマーでメンテナンスしてました)
昨年春に達成した123456.7km時の記念撮影
旅立ちの朝、最後の洗車&お化粧の後に、
里子に出すヨコハマECOタイヤの代わりに
便乗廃却を依頼されたひび割れタイヤを
装着してクリーニング。
何と初代プリメーラの日産純正アルミです。
タイヤサイズが小さいのでホイールハウスの
隙間が超広で泣かせます。
ついにラストラン。
いざというときに牽引できるようにレカロシートを
移設したカミさん号で追走
(助手席から娘が撮ってくれてました)。
エンジン回転が不規則に上下する不整脈危篤状態
なれど約1kmを自走。
クリオ併設のオートテラスに引き取られていきました。
大胆にもクリオの新車納車用ポートに停めさせていただいて
記念撮影してしまいました。
フロン処理費用込みで2万5千円也。解体されると
思うと心が締めつけられるよ
うでしたが、でもどこかで誰かが直して乗ってて
くれないかな〜と願いつつ別れをつげました。


ここからはクーラント噴出事件後の写真から...
15年もの長い間いっしょに過ごしてきたVigorに感謝するとともに、
最後の最後ぐらいは自走して行けるようにしてやろうと思い立ち、エンジンルームで奮闘しました。


ビガーちゃん終焉の原因となった冷却水パイプ動脈瘤です。
1番気筒インテークマニホールド横への冷却水パイプ取り付けジョイント付近が破裂し、
そこから不凍液が吹き出してました。
ゴムは2重で層間にワイヤーが網目に入ってますが、それも破断して見事な破裂状態。
  内部も相当劣化してますね〜。いつもエンジンルームまで磨いて
油脂類の漏れをチェックしやすいようにしていたはずなのに、
その時まで全く気づきませんでした。
行きつけのベルノ主治医の先生によれば、この部品は800円とのことでした。残念無念。


動脈瘤部分を切除してショートカット強行接続の図。
無理矢理ひっぱたのでやばそうですが、エンジン始動してみたところ
不凍液漏れが無いことは確認出来ました。
大量出血によってラジエター半分まで減った不凍液を補給するため、
リザーバタンク(と言う名のドレインタンクのごとく底には黒っぽい液が)から
ほぼ全量をラジエターに入れ戻し。エンジンは掛かるものの、
循環後のラジエター液は少なく気休め程度でした。


以上、お別れストーリーを追いかけた形でのレポートでした。

これで本当に、手元からビガーが居なくなってしまいましたが、
いつまでも心の中に生き続けていくことは間違いないでしょう。
何と言っても齢40年のうちの1/3以上を一緒に過ごしたんですから。

まだまだ頑張っているビガーユーザーの方々のご検討をお祈り致します。
ほんとうにいろいろとありがとうございました。

2004/4/2
記事 pon太郎さん
編集 だんどり